はじめに
BetterChatGPTはOpenAIのChatGPT APIを活用したチャットボットアプリです。ChatGPTと同様のUIで、ChatGPTにはない便利な機能が備わっています。また、APIを介して、ChatGPTを利用するため、入力した情報が学習に使われることがありません。今回は、そんなBetterChatGPTについて紹介します。
BetterChatGPTとは
BetterChatGPTは上の画像のように、ChatGPTとほぼ同じUIをしています。使用感もほとんど変わりません。また、BetterChatGPTには、ChatGPTにはない機能が提供されています。
例えば、チャットの内容をフォルダに整理することや、チャットの内容をインポート、エクスポートすることができます。まtあ、モデルもGPT-3だけでなくGPT-4も選択できます。ほかにも、以下の便利な機能があります。
- ChatGPTの地域制限を回避するプロキシ
- プロンプトライブラリ
- チャットとフォルダのフィルタリング
- トークン数と価格設定
- ShareGPTとの統合
- ユーザー/アシスタント/システムとしてチャット
- 任意のメッセージを編集、並べ替え、挿入
- チャットタイトルジェネレータ
- チャットを自動的にローカルストレージに保存
- チャットのダウンロード(マークダウン/画像/json)
- Googleドライブとの同期
- Azure OpenAIエンドポイントのサポート
- 複数言語対応(i18n)
BetterChatGPTを使ってみる
今回は、WebサイトにアクセスしてBetterChatGPTを使う方法と、Dockerで構築し使う方法を紹介します。
Wwbサイトにアクセス
BetterChatGPTのWebサイトが開設されています。そちらにアクセスすることですぐに使うことができます。
アクセスすると以下の画面が出てくるので、OpenAIのAPIキーを入力すれば使うことができます。
Dockerで構築
構築手順は以下の通りです。
- リポジトリをクローンする
- BetterChatGPTディレクトリに移動
- .env.exampleをコピーし、.envにリネーム
- .envファイルを設定
- Dockerをビルド
- Dockerコンテナを起動
- リポジトリをクローンする
git clone https://github.com/ztjhz/BetterChatGPT.git
- BetterChatGPTディレクトリに移動
cd BetterChatGPT
- .env.exampleをコピーし、.envにリネーム
BetterChatGPTのGitHub上に.env.example
ファイルがあります。このファイルをコピーし、.env
にリネームします。
.env
ファイルは以下のようになります。
# All options are optional, remove those you do not need
VITE_CUSTOM_API_ENDPOINT=
VITE_DEFAULT_API_ENDPOINT=
VITE_OPENAI_API_KEY=
VITE_DEFAULT_SYSTEM_MESSAGE= # Remove this line if you want to use the default system message of Better ChatGPT
VITE_GOOGLE_CLIENT_ID= # for syncing data with google drive
- .envファイルを設定
VITE_OPENAI_API_KEY
に自身のOpenAI APIを入力します。
- Dockerをビルド
docker build -t betterchatgpt .
- Dockerコンテナを起動
docker run -d -p 3000:3000 betterchatgpt
http://localhost:3000/にアクセスすることで使用できます。
まとめ
BetterChatGPTはOpenAIのChatGPT APIを活用したチャットボットアプリで、ChatGPTにはない便利な機能が備わっています。社内で利用する際はこちらのUIを活用できそうだと思いました。BetterChatGPTはオープンソースなので、自由にカスタマイズできます。使いやすいようにカスタマイズしていくのも面白いと思います!